先週の山登りの感動をもう一度味わいたい!と言う衝動が抑えきれずに、天気の良い場所を選んで登山決行しました。今回は十勝岳から美瑛岳を縦走します。初めて挑戦する山なので事前に本を買い、下調べをしました。歩行時間は約9時間となっています。どんな景色が待ってるのか楽しみに、頑張って登りたいと思います。
今回も夜出発し、車中泊からの早朝登山開始という予定です。望岳台の駐車場はトイレが使用できるので安心して車中泊できます。前回の車中泊の反省を生かし、寒さ対策としてニトリのNウォームの敷カバーをシートに引くと暖かいです。そして、西川の毛布を掛ければバッチリです👌
🐔快適な睡眠からの起床🐔
登山日和というような天気ではありませんが、いざ出発!
歩いているとナキウサギのような鳴き声が聞こえますが、姿は見つけられません。とりあえず先へ進まなければなりませんので、今度ゆっくりナキウサギ探しをします。
大きな石がゴロゴロしたところをひたすら登ってゆきます。今まで登ってきた山とはちょっと違います。足の置き場を考えなくては、足首がコテッと捻ってしまいそうです。集中です!
ここまでで2㎞、トータルで16km歩きます。まだまだ先は長いです。 ww
ただここまではアップダウンが少ないので、比較的進んでる感じはします。
振り向くと雲海が広がっています。もう少し日が差すと最高のロケーションではありますが、曇りでも気持ち良くなります。
避難小屋付近では、美瑛岳ルートと十勝岳ルートの分岐があります。帰りはこの分岐のところに帰ってくる予定です。
さらに先へ進むと…
ここからは少し傾斜がきつくなってきます。そして、岩場を上っていきます。
どこを登ればいいの?って途中わからなくなりそうですが、 黄色い目印が付いているのでそれを見つけながら進んでいきます。ただ、視界が悪い時は危険な気がします。
こんな斜面をひたすら進むと、少し様子が変わってきます。
ゴロゴロした石が少なくなり、登りやすくなるかな?なんて思ったものの、少し湿っていることもあり土がヌルっと滑ります。またまた注意して登らなくては行けません。そして、ようやく頂上が見えてきて、よーし!頑張るぞ!と気合が入ります。
到着!
あれ?頂上の棒がない…
まさか!
はい、そのまさかです ww
中央に薄っすら見えるあのとんがり山が十勝岳の頂上です。完全に騙されました ww
ここからの眺めも最高です。
この景色をエネルギーに変え再出発します!
スリバチ火口です。その名の通り、すり鉢のような形をしています。
先ほどの道とは違い、完全に砂地になりました。砂浜を歩いているような感覚で、とっても歩きにくいです。ここからでもわかりますが、薄っすら雪が積もっているようです。季節感がちょっと変わった感じがします。
これが正真正銘の十勝岳の頂上です。これを目の前にしての第一印象は…
"これどうやって登るの?"
正直、登れないのではないのかなんて不安がよぎりました。 どこから一歩を踏み出していいか迷うほど… ww
一歩一歩ゆっくり、足場を選びながら全身を使って登ります。
振り向くとこんな景色。十勝岳は火山活動をしている山です。現在は警戒レベル1となっています。筋のようになっているのは、溶岩が流れた跡だと思います。
まもなく山頂。かなりの強風です。よじ登る感じで進みます。
強風でも、曇りでも、眺めは最高です。
『たら・れば』ですが、太陽が出てたら、もっと凄い景色が一望できたのかな?なんて思いますが、十分満足できます。少しだけ休憩したら、次はここから美瑛岳を目指します。
後編へ続く→
2020.9.27