おはようございます。昨日?今日?って言っていいのか?シマフクロウに惨敗しましたが、落ち込んでいる暇はありません。本日の予定は、10時~知床五湖を散策します。しっかりと朝食を食べ、エネルギーを摂取して出発です。『鷲の宿』の食事はボリューミーで、お味もとっても美味しかったです。『また来ます!』と言い残し宿を後にしました。
羅臼からウトロへ向かう道から見た雲海がとても美しく、心を癒してくれました。
今回は、ガイドさんについてもらい散策します。出発前に10分間のビデオ、熊の注意事項などを聞いてから出発です。ウトロはとっても天気が良く、散策日和です。むしろ暑いくらいです。
クマの爪痕です。木の実を食べようと木に登る時にできるそうです。
倒れても尚、自然の中で役割を果たす。何年もこの森に根を生やし、風格さえ感じる倒木。
そして、昆虫たちも草木の恩恵を受けて共存していく。地球上の生命体すべてが上手に共存していけたら、これ以上の、素晴らしいことはない。何かを守ろうとすると何かが壊れ、何かが失われるとまた何かが生まれる。結局は進んでいくしかできなくて、過去に学ぶことはできても、過去に戻ることは絶対にできない。
知床に来るといつも考えさせられる。そうこうしているうちに、ようやく一つ目の湖に到着!ここは五湖。
【五湖】
標高239m / 面積0.8ha / 周囲0.4m / 水深3.0m
カルガモの雛が近づいてきました。全く警戒心がありません。目の前を堂々と通過…ww
次を目指し歩いていると、アカゲラの雛が顔を出しています。
雛は親鳥を一生懸命鳴いて呼んでいます。親鳥は雛の近くまで来ていますが、少し警戒しているようなので、すぐ退散。次の湖を目指し歩きます。
【四湖】
標高239m / 面積2.1ha / 周囲0.7m / 水深3.0m
湖を眺めていると、何やら動く物体を発見。
エゾシカです。こちらに気が付いた様子で、動きが止まりました。
湖の周りを歩いていると、不思議な木に出会いました。中が全くの空洞。樹皮?だけで生きています。
生命力の強さを感じさせられます。ほんと神秘的です。
【三湖】
標高239m / 面積3.2ha / 周囲0.9m / 水深3.0m
ハシブトガラが優しい声で囀っています。
まだ子供のようです。口元に黄色が残っているのでまだ若い個体と思われます。
【二湖】
標高239m / 面積5.3ha / 周囲1.5m / 水深4.0m
アマツバメがたくさん飛んでいますが、速すぎて撮ることができません。ww
水面に向かって飛び、ちょこっと水面をタッチして上がっていくを繰り返しています。なんの行動なのか???水を飲んでいるのか?餌をとっているのか?わかりません…
【一湖】
標高239m / 面積1.8ha / 周囲0.7m / 水深3.0m
木道に戻ってきました。遮るものがないので、暑すぎてジリジリします💦朝とは大違いの温度。温度調節が大変です。
ノビタキが虫を捕まえました。食事の時間のようです。
ウグイスが近くで鳴いていたので探してみたら、こんなところにいました。暑いのでしょう。木陰を見つけじっとしています。賢いですね…
散策終了です。約3時間の散策、クマの出没もなく無事五湖を巡ることができました。
気になるお値段は…一人5,000円で、ツアー終了後に現金でのお支払いになります。知床のガイド屋 pikki 所属のガイドさんに同行してもらいました。少人数制(2組)で行っていますので、質問やお話しをゆっくりしながら進むことができます。もちろん事前に予約が必要です。知床五湖のHPから自分でガイドさんを探すことができます。コメントなども載っていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
今日は養老牛の湯宿だいいちに宿泊します。温泉入って、食事を済ませ、ゆっくり!とはなりません。ww
ここでもシマフクロウ待ちをします。
予定ではここに来るはずなので待機します。
自由にいただけるコーヒーをすすりながら、その時をじっくり待っていると…!
カラスでした~
この後も何度もカラスのフェイクに引っ掛かり、あっけなく撃沈。朝を迎えました…ww
そして、衝撃の事実を目にするのです。湯宿だいいちさんの同日のSNSに、生簀の方ではない正面の鯉の池に羽が落ちていたとの情報が書かれていました。『あ~、近くまでは来ていたんだなぁ』と思うしかありません。次に期待します。絶滅危惧種のシマフクロウにはなかなか会えませんが、会えた時の喜びがどんどん上がっていくでしょう。
2020.7.5