2022.12月の遠征のお話しです。
毎年、12月末にシマフクロウに会って年を締めくくるのが恒例なのですが、今年は一週早めて行ってきました。真っ白な雪の上に舞い降りるシマフクロウが美しいのです。
ただ今年は雪がそんなに雪が降ってない!今年は雪なしのシマフクロウだと覚悟を決めていたのですが…。遠征の数日前に見事な大雪。嬉しい悲鳴です。
もう一つ楽しみなのは、鷲の宿さんの食事です。メンメの煮付けが最高です。
宿に到着したら、すぐに機材のセッティング。そして、早めに夕食をとっていると…。暗闇にうごめく何かを発見。
時計を見ると16:50!早いよー。笑
まだ食ってる途中でしょうがー!(←どこかで聞いたような…笑)
急いで残りを食し撮影に没頭する事に。が、しかし!こうなると来ません。どうしよう。さっき来ただけで、今日はもう来なかったら…。なんて頭をよぎりながら、その度に"その時はその時だ"と心に言い聞かせ納得させようと自分と戦ってました。
時刻は0時を過ぎた頃…あれ?ちがうか?
聞き覚えのある鳴き声がする気がしていました。でも、はっきりと聞こえたわけではなかったので、なんとなく気に留めるくらいでいました。
もう一回聞こえた時に来るかもとスタンバイ。
0:30 待ってました〜😭
コタンコロカムイ(アイヌ語でシマフクロウ)の登場です。暗闇に光る目が綺麗。
影を追うように降下。
羽を大きく広げ着地。
じーっと静かに待つ。
そろり、そろり、近づき、水面を覗く。
タイミング見計らいダイブ!
水面から上がる時は、羽ばたき上昇。
羽が大きく感じます。人間でいうと肩甲骨?あの辺の動きがとっても美しいと感じます。
お~肩甲骨の動きが変わりましたね。 羽がなが〜く見えます。
いろんな形の羽を見せてくれます。この羽一枚ほしい…。いつか、自分の目の前に舞い落ちてくる日が来ること願っています。
活オショロコマ。食べる前に警戒し、辺りを見回します。安全と判断したら…
頂きます。
丸呑みです。ごちそうさまでした。
今回はシマフクロウ父1羽の密着でした。獲物を捕まえ、食すという一連の行動を書いてみました。会えるだけで幸せですが、人間欲が出るものです。こういうのが見たい。こういうシーンを撮りたい!それもこれもそういうシーンに出くわすように、日ごろから頑張るしかないですね。運を味方につけるために…
シマフクロウとの出会いに感謝です。ありがとう。
2023.1.21