早朝、鮮やかな色に染まる森。色味が美しいと感じるこの季節も終わりに近づいてきている気がします。
今日の最初の出会いはエゾリス。
動きがあまりよくないかな?と感じたその時…!!!
リスの視線の先にチラッと見えた猛禽類…ゆっくり静かに近づきます。
誰もいない森で一人ノスリと向き合う時間……ものすごい緊張感。
急に振り向き何かを察知したノスリ。
現れたのは…!
カラス。実はこの前にノスリは狩りに成功していました。狩りの瞬間は撮影できませんでしたが、迫力のある瞬間でした。 この辺りは枝やツタが多くなかなかうまくピントが合いません。次の課題です。
ノスリは獲物を頬張りながらも、カラスに威嚇。ご馳走をのんびり食べてはいられない状況になってしまいました。にしても、カラスの横取り精神というか、嗅覚というのか、本当に優れていると思いますね。カラスの雑食性のおかげで森も綺麗になるという説も聞いたことがあります。
餌を守るためにはこんな姿勢にもなります。
大股で、左足を軸にピポット!そんなこともできるんだ ⁉ と思わずニタニタしてしまいます。
凛々しい姿がカッコよくもあります。
カラスも怯みません。もう一羽が参戦してきました。
ノスリも自分の餌を取られるわけには行きません。一進一退。
この勝敗はノスリの勝利です!
最後は食事を済ませ、貫禄のある姿を見せてくれました。
今日は森を歩いて数分でこの状況に遭遇し、とりあえず散策して帰ってきたもののこれ以降シャッターを切ることはありませんでした…。そんな日もありますよね。この奇跡的瞬間に遭遇できて本当にうれしくもあり、こういう瞬間をしっかりをおさめたいと思いました。この瞬間はこの瞬間でしかない。その瞬間を切り取れる写真家になりたいと思います。出会いに感謝です。"ありがとう"
2020.10.31